しゅみは人間の分析です

いらんことばかり考えます

胃カメラ体験

待合室

  • 胃の粘液をとる薬の入ったお茶を飲む

準備

  • 施術室へ移動
  • ベッドに仰向けで横になる
  • 採血
    • そのまま点滴に切り替え
    • 水分補給と言っていたので、おそらく生理食塩水
  • 鼻から鼻の通りをよくする薬を注入
    • めちゃくちゃ鼻が通るようになる
  • 鼻から麻酔のゼリーをいれる、2回
    • 1回目はひりひりしたが、2回目はすーっと通った
    • 喉が動かなくなりつばが飲み込めない
    • 無理に呑み込むとむせるので、唾液は口から垂れ流すよう言われる
      • 歯医者の麻酔でアレルギーになる人はだめな麻酔らしい

胃カメラ挿入

  • 左脇を下にする姿勢に切り替え
  • 喉が制御できないけど呼吸はできてるから大丈夫ですよ〜と言われる
  • 点滴に安定剤を追加
    • 意識がフニャッとしてくる
    • ここまでで20分くらい
  • 医者が来る
    • おもむろに鼻からいれはじめる
      • 2箇所通りにくい場所があるらしい
      • 少し通す時に痛さはあった
    • 緊張してたので、内視鏡のカメラを写したテレビを見るように言われる
      • 胃カメラ映像おもしろくて注視できた
        • VRにならないかな
      • 看護師の手が常に二の腕、肩に置かれていた
        • 安心させるためだろう

観察

  • 胃は伸び縮みしまくるピンクの袋
  • ときどき液体によって映像が乱れることがあったが、何なのか不明
  • まず大まかにチェックしてから、十二指腸に入る
    • ひだひだしてて腸ってかんじ
    • 十二指腸は短くて、小腸付近まで行ったらすぐでてくる
  • 次に胃の中に空気を入れ、膨らませてから観察
    • 目視では目立った異変なさそうとのこと
    • げっぷの出やすい構造かもとは言われた
  • 内視鏡に棒を突っ込んで、胃の粘膜を採取 × 2
    • 洗濯ばさみのついた触手が伸びてガッと粘膜を挟み込み、ブチっと引っ張って採取してた
      • 確実に組織を持ってかえる気概が感じられた
    • 千切るときはぜんぜん痛くない
      • あとで食後に痛んだ
    • 血が出ていたようにみえる
  • するすると内視鏡を抜いていっておわり
  • 胃カメラ挿入してから抜くまで10分くらい
  • 点滴外して立ち上がり休憩へ

休憩

  • 鼻と喉の感覚がなくて、唾液を口から出す作業
  • 安定剤の影響で少しフラフラする
  • しばらく鼻が言うこと聞かない
  • 喉は回復早かった

診察

  • すっきりつるりと綺麗な胃で不調の原因はわからず
  • ピロリ菌検査待ち

その後

  • 一時間くらいは鼻が麻痺していた
  • 鼻の中に麻酔ゼリーが残っていてたいへん
  • 内視鏡突っ込んだ鼻から血の塊が出てくる

感想

  • 怖かったけど評判通りきつくはない
  • 喉、食道、胃、十二指腸を直接観測できて便利
    • しかも組織が採取できる
    • 問題の切り分けに重要な手段
  • 粘膜に作用する薬は効き目が早くてびっくりした
  • 胃潰瘍の可能性がなくなり???
    • 油と香辛料の食生活で胆汁の分泌が不調 or 腸内細菌叢がバグってる or 自立神経の問題

グラタン

 
グラタン食べたくなったのでつくりました。土井善晴さんのレシピに従いました。パン粉をかけたものが焦げておいしい。チーズがパン粉の下に層をなしていますが、あってもなくても変わらないようです。オーブン料理の本質はやはりメイラードなのですね。
 今日は四食ぶんの具コンポーネントとホワイトソースコンポーネントを作ったので、明日の夜はほとんど調理しなくてもおいしいものが食べられそうです。
 ひとつ失敗したのが塩加減で、マカロニに塩を入れずに茹でたのが原因だったみたい。卓上に岩塩ミルと胡椒ミルを配置して、各位でいい感じにやりました。明日はこの失敗を克服できるのがコンポーネント化のメリットでしょうか。
 しかし、つくりおきの習慣化には成功したことがなく、普段からできるようには思えません。やはり家庭料理はできたてがおいしいもので、「つくりおき」をするなら火入れ前の状態がよいかもしれません。ただし、野菜も肉も切ったところから劣化がはじまるので、一週間保たせるような「つくりおき」は不可能でしょう。
 インドカレーで玉ねぎのみじん切りだけを冷凍しておいたことがありますが、やはり味は落ちたような気がします。煮物なら冷凍野菜も活躍するところが多いのですが、カレーの具材加工を効率化するのはなかなか難点がありそうです。逆に、冷凍野菜は味噌汁には使えることがわかるので、賃金労働者の主菜は味噌汁に設定しておいて冷凍野菜をストックしておくのがよいと思います。

ブログは縦書きでもよいのか?

日本語はどういう言語か (講談社学術文庫)

日本語はどういう言語か (講談社学術文庫)

 

「日本語とはどういう言語か」という本📕を読んでいます。言語とはなにか?🤔にはじまり、次第に日本語の詳細に立ち入っていく構成をしています。いま半分くらいまで読みすすめています。

 おもしろかったのが、「なぜ横書き日本語は読みにくいのか?」という疑問に答える章でした。なぜ横書き日本語が読みにくいのかというと、視界にはいる単語の数が多いからだそうです。欧州の言語とちがって日本語はたった一文字の助詞が大活躍する言語です。英語には一文字の単語なんてほとんどないでしょう。つまり、日本語は面積あたりの単語の密度が高いのです。横書き推進派は、人間の目👀が横並びについているから横書きがよいのだと言うそうです。私も画像や動画については賛成です。しかし、単語密度の高い文章でぱっと見の情報量が多くても混乱するだけなのです🙀。

 というわけで、このブログも縦書きの記事を書いてみることにしました。ちなみに、はてなブログをレスポンシブな縦書きにする - anti scrollをそのまま利用しています。カスタマイズとしては、フォントサイズと縦幅を少しいじっています。

 おもしろいのが、この文章を縦書き目当てで書いていると文体も少し変わってくる点です。編集画面では横書きで書いているのに、明らかに頭の中で別のモードが動いています。長文になることも厭う気がありません。これはこれでおもしろく、また、縦書きのほうが日記っぽさが出てくる気もするので、しばらく気分と内容に応じて縦書きを使ってみようと思います。

 ちなみに、はてなブログのPRO会員ではないので、スマートフォンでは縦書きブログを読ませられないようです。課金するか⁉

新にんにくがめちゃくちゃ美味しいので、みなさんは今すぐ買う必要があります。

今しか食べられない‼️

🍛🍜🍝、すりおろしで生食してもよさそうです。

さいきん読んだ本

さいきん本をよく読むようになりました。なぜなのか。そりゃあおもしろいからなんですが、しかし、同時に役に立つとも思っています。

何を読んでいるかというと哲学、社会学、経済学、食に関する雑学など。

おおよそ人間と社会に関心がありそうな傾向です。

 

人間社会

なぜ人間と社会について学ぶと役に立ちそうかというと、われわれが人間社会で生きているためです。

あたりまえすぎてつまらないことしか言ってないのですが、しかし、どうも私の周りにいる<理系>コミュニティでは、人間とか社会に興味がない、むしろ無くしてしまいたい人が多いように見えます。

計算機とかインターネットとか地面から離れたものに触れすぎて、自分のことすら人間ではないかのような無意識があるのかなぁと個人的には思うのですが、そんなことを聞いても頭がおかしい人と思われるので尋ねてみたことはありません。その<社会>がつらいのも頭ではわかるので、とやかく言うことは何もないです。

しかし、そうは言っても現代社会で労働してると、自分は肉体をもった人間だし同僚も人間です。そして、社畜だろうがフリーランスだろうが人間になにかを売って生活をしているわけです。

というわけで、人間と社会がいかに嫌いであっても、それらについてよく知っていることは有利にはたらくかもしれません。知らんけど。

 

なにを読むか

興味のないものを読んでもまったく頭に入りません。なので、読まなくてよい。そのうち興味が出てきたら読みたくなるでしょう。

しかし、古い本を読むのはおすすめです。

ひとつは、本が年月によって淘汰されおもしろブックガチャの当選確率が上がりやすくなること。よい本は残りやすいということです。

もうひとつは、現在は過去の畳み込み状態なので、必ず古いものの影響を受けていること。文脈があるということです。

文脈を知るという意味では、個別のナントカ論ではなくナントカ史と冠されたものを選ぶと当選確率がもっと上がるかもしれない。たいていブックガイドとしても機能して、積読を10倍に増やすのに寄与します。

 

役に立つとは

役に立つと上で書いたが、役に立つかどうかは事前にわかりません。役に立つという宣言は独善的な未来予知でしかなく、事後的に役に立ったかどうかがわかります。技術選択と同じです。

つまり役に立つとか言うのは無です。上では無を書いています。

 

ログ

忘れられた日本人 (岩波文庫)

忘れられた日本人 (岩波文庫)

 

かつての農村社会のありようがビシビシと脳に刺さる。めちゃくちゃおもしろい。

反哲学史 (講談社学術文庫)

反哲学史 (講談社学術文庫)

 

西洋の哲学の変遷を辿れる。ニーチェ付近まで。哲学者の人生と併せて思想を紹介しているのがよい。各哲学者の中心的な関心と示した解がスーッと入ってくる。

現代の哲学 (講談社学術文庫)

現代の哲学 (講談社学術文庫)

 

木田元の処女作らしい。反哲学史のあとの哲学者について紹介しているが、若干難解だった。メルロ・ポンティに興味が出てきている。

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

 

近頃の若者はけしからん論ですが、ところどころよいことを言っています。

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)

 

微妙。

われわれの生業について俯瞰できる。知識としては面白いけど、文章としては△。牛肉の環境負荷やばい。

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

 

社会学の成立と問題意識について学べます。近代ってなんなんですか???

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)

 

システムによって人間が囲まれ、社会が大きな物語を失うことによって民主主義が危機に陥るのではという話。小さな物語の島宇宙に囚われた人々がどう救われるかという課題。

ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで (NHKブックス)

ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで (NHKブックス)

 

スマートフォン以降の社会で、その場にいるコミュニケーションや儀礼などの特権的な空間の意味が上書きされる現象の分析。

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

 

橋爪大三郎の筆致がおもしろい……。構造主義について大掴みにできたが、これは手法としては使えるものなのか???

全体の感想
  • 現代って存在しなかったの!?
  • ヨーロッパ、キリスト教形而上学の影響すごい
  • 日本に思想ないんだな〜たいへんだな〜
  • 19世紀末から20世紀初頭にいろいろありすぎて把握しきれないが、相当おもしろそう
  • あらゆる学問分野が相互に連動しあってネットワークを作ってるようにみえる
  • レヴィ=ストロース長生きでびっくり
今後の方向性
  • 過去の日本の思想を追ってみる
  • 近代(欧州)を少しずつ把握していく
  • 食の雑学はもっと読みたい
  • 消費論
  • 都市論
  • 人類学
  • 社会学(継続)
  • 哲学(継続)
  • 経済学(放送大学

立ってPC作業をする

背筋が伸びて便利。椅子だとどうしても甘えてしまう。

座りながら坐骨をちゃんと立てる方法に、座布団を敷くというものがある。なんでか知らないけどジムでそう習った。実際に坐骨はいいかんじになります。

しかし立っていると坐骨は気にせずに、頭と背筋を可能な限り鉛直方向に伸ばせばよいだけなので、けっこう制御しやすい。

外に出ず、引きこもって作業をしているとfitbitで計測されたカロリーがひどい低値になる。引きこもる日には、たまに立って作業するくらいがよいように思う。

今日はこの姿勢で放送大学の講義を視聴します。

 

余談

なぜ坐骨が後ろに倒れてしまうのか。股関節とか腸腰筋が固いからです。こればっかりは毎日柔軟するしかない。

坐骨が後ろに倒れたタイプの猫背はとにかく最悪で腰が破滅する未来が約束されているので、少しずつでも改善しないと死ぬ。

どうやって改善するのか。姿勢への意識と筋トレ❓

無意識に行動してるとだいたい悪い姿勢になっているので、省察できたらすぐによい姿勢を取るくらいしかない。しかしたいへん難しい。

ふだんから猫背になっていると、背中から頭を釣る筋肉が衰えています。これはスクワットで鍛えるとよい。ケトルベルというスクワット用重りも売っております。

頭で理解していても、動物的な行動をしてしまうのが人間なので、年単位かかる覚悟で治していきましょう。一発逆転とか存在しないので、数年かけましょう。20年だか30年続けていた習慣は数ヶ月ではとれません。

おわり。

優等生バイアス

という言葉を思いつきました。

点数のつけようがない領域や満点にあまり価値がないことにも、100点を取らないといけないと思い込んでしまうバイアスを表現しています。

さらっと言えて便利だとは思うのですが、注意深く使わないと揶揄になってしまう危ないやつです。