しゅみは人間の分析です

いらんことばかり考えます

 ちょっと業務が忙しい時期に入っておりたいへん。しかし、家に帰ったらゆっくりすることもなく、overcooked2というゲームをやっている。与えられる材料を組み合わせて注文される料理をつくり、料理出力のスループットを最大化するゲーム。最適化問題とスケジューリングをやるゲームなので実質業務と変わらない。疲れるけどたのしい。妻と二人で食後に業務をやっている。

ec.nintendo.com

 

 ほんとうはスライドを雑に作っていく必要があるのだけど、ボイスチェンジャーで遊んでみたりもしている*1*2。京都.なんかでは負荷試験の基本について喋る予定です。

*1:VR空間での活動が社会化したときのために、身体が必要だと思っている

*2:ふつうの身体だと面白くなさそうなので、アイコンに寄せた特殊な身体をいくつか持っておく

チームの英語レベルに変数名の多様性が律速される

チームの中のある人がたくさんの単語を知っていても意味がない。他の人がコードをメンテナンスするときに、一読してピンとこない単語でコードが書かれていても、生産性が下がるだけである。

残念ながらプログラミング言語は英語のサブセットな側面もある。社会に存在する業務、営為を表現するにはたくさんの語彙を細やかに使い分けるのが当然だ。しかし、われわれは日本語話者であり、相当の訓練を積まない限り細やかな使い分けをできるレベルには至らない。

もちろん、チーム全体で教育を行い、いま作っているシステムに関連する語を勉強していく方策もある。しかし、多くの現実のチームでは義務教育に毛が生えた程度の英単語が共通認識だろう。

理想的には、日本人は日本語でプログラミングをすべきである。変数名もクラス名も日本語にする。処理系によっては実現可能なのだが、日本語入力でかな、英数を切り替えるのが面倒な問題がある*1プログラミング言語からかっこなどの記号を排除することができないためだ。一部の入力メソッドではこの問題を解決できるかもしれない。しかし、その日本語入力メソッドを浸透させるよりも、じっさいに日本語でコーディングをする、それを多くの人に認めさせることのほうが困難だろう。

*1:予約語の問題もある

ミルに好きな香辛料ぜんぶいれる

non117.hatenablog.com

 以前、上記の記事に書いたように、麻辣味が好みです。麻辣味は花椒のしびれる味と、唐辛子のひりひりする味をあわせたものです。本格的な麻婆豆腐や刀削麺で感じられるアレですね。花椒と唐辛子にくわえて、にんにく、生姜もあるとよいでしょう。

 これらはラーメンや野菜炒め、スープなどにかけて食べると麻薬になります。最強を目指すならごま油で練るとよいかもしれません。香辛料はだいたい親油性だとか聞いたきがする。*1

 

 というわけで、好きな味ぜんぶ入りのミルを作りました。材料はこちら。

唐辛子

粉のものがよいでしょう。輪切り唐辛子を乾燥させたものだと、うまくミルの臼に入っていきません。

花椒

粉があればよいかもしれません。近所で入手できるのがホールだったので、これをそのまま入れます。ミルは粒胡椒を挽く役割をもって生まれてきているので、花椒のホールはそのまま扱えます。ただし、ミルの粒度設定を粗めにすると花椒の皮がそのまま出てくることに注意してください。

にんにく

乾燥にんにく便利ですね。すり鉢で粗く砕いておきます。生にんにくをミルに詰めるのは困難なので、乾燥にんにくか粉にんにくを探してきましょう。

生姜

こちらも粉。生姜は風味の劣化がしやすい気がします。ミルに入れる必要はないのかもしれない。生姜みを感じたい場合は大量に入れるとよさそう。

 

配合は適当です。本当は計量して、味のバランスの再現性を確保したほうがよいでしょう。私は雑な人間です。

 

上記の写真よりもさらに細かくします。3mm片くらいまでやりました。

 

詰めました。漏斗があるとこぼさずに香辛料を詰められます。そのへんにある紙で漏斗を作ると便利。まだ試していないので、味は未知数です。*2

 

インド系ミックス

今回作ったのははからずも中華系ミックスになりました。別の派生として、インドカレー系香辛料をミルに詰める案があります。

 

コリアンダー

柑橘っぽい香りのするパクチーの真のすがた。肉に合う。パスタソースに入れることがある。

クミンシード

癖になる。言語で表現ができない。インドカレーインドカレーらしさロール。

チリペッパー / カイエンペッパー / 一味唐辛子

ぜんぶ唐辛子のはずですが、使い分けがよくわからない。とりあえず唐辛子の辛さになると思っていいのかしらん。

ターメリック

インドカレーの黄色担当。味???

にんにく

インドカレーにも必須な要素。

 

しかし、インド香辛料ミックスミルを作っても、中華香辛料ミックスのように料理にあとからかけるのでしょうか。そもそも、インド香辛料ミックスをかけるとすべてがカレーになる説があります。最初からカレーを作ったほうがよいのでは???

*1:travelingfoodlabの樋口直哉さんが書いてたような

*2:どうせおいしいでしょう

真夏チャリ通勤をTシャツで乗り切る

 自転車通勤をしている。電車通勤から自転車通勤に変えたのは、鉄の箱に大量の人間が同乗しているのに耐えられなくなったからだった。しかし、自転車に変えたからといって天国が訪れたわけもなく、大量の無灯火・逆走・スマホ片手の方々と戦う日々である。

 自転車通勤のもう一つの問題点は、夏の日差しと冬の冷気である。冬はたくさん着込めば解決するのだが、夏の場合は汗をかく問題が発生する。朝8時台でも自転車に乗ると、どうしようもなく服が濡れるので夏の間はTシャツだけで過ごすことにした。

booth.pm

booth.pm

 そこで取り揃えたのが変なプリントのTシャツ群で、お布団ブラックホールに飲みこまれる人類の様子やC++を完全に理解したことを示すTシャツを買ってみた。これで通勤の汗問題はたしかに解決したのだが、平日毎日着るのには数が足りなかったので、

blog.sushi.money

を参考にヘインズのTシャツを買ってみた。

 このTシャツは着心地が良くて、ただのTシャツなのになぜ着心地が大きく変わるのか不思議でしかたがない。また、通気性もよくてBOOTHの商品より汗の乾きが速いような気がする。

 ただし、雑なプリントTシャツも着ていると愉快な気分になるので朝にrandで決める運用をしていくのがよさそうに思う。

minne.com

suzuri.jp

www.ttrinity.jp

その他欲しい商品の例。しかし、Tシャツ販売サービスが多くて注文がだるすぎる。GMOペパボなんかsuzuriとminneに分散しており理解に苦しんでいる。。。

月曜日

「言語の社会心理学」と「株式投資の未来」を読んでいる

  • 後者の本がとてもよい
  • 株式投資は「投資家にとってよい会社を探索する手法」が中心的問題だと理解されてきた
    • ジュレミー・シーゲルにとっては永続的に配当を吐き出せる企業だが、それは従業員にとってもよい会社でありそう

ホットクック

  • ホットクックが理解できてきたので、手動モードで適当に時間設定してパスタソースを作っている
  • 具材切る → 調味料入れる → 放置 → 完成しても妻が帰宅するまで待つ
    • 料理が冷めるタイミングのコントロールといった気づかいや、調理開始を遅らせる無駄な時間が発生しなくなった
    • 複数品目つくるなら勝間和代みたいに複数台稼働させるのに合理性がある
      • うちだとブレーカーが落ちることが予想される
    • 焼き工程によるメイラード反応を狙わないなら、およそ何でも作れるのではないか
    • 凍った肉をつっこんでも何とかなるのもポイント高い
  • 内蓋、混ぜ技ユニットが食洗機いけるので洗い物も楽になった

今日の知見

note.mu

gyazo.com

有用なピーマン族の切り方

趣味の開発

  • 必須機能は完成して実運用も可能で、残りがプラスアルファの実装のためやる気が読書に負ける
  • スッキリ諦めて次のアイデア実装したほうがQOL上がることがわかっている
    • サンクコストにやられている

読書日記:漢字と日本人

 

漢字と日本人 (文春新書)

漢字と日本人 (文春新書)

 
「漢字と日本人」を読んだ。
 うまく言語化しきれないが、「漢字は漢族のための文字である」という事実を背骨として漢字とのつきあいの歴史、戦後漢字改変という愚行を経てこれからどうしていくのがよさそうかを俯瞰している。めちゃくちゃおもしろいので、オススメです。
 橋爪大三郎もそうなのですが、教養が極まった人物の本は内容の高度さにかかわらず読みやすさが抜群で、そして視点がバランス感覚にすぐれている。
 今回の「漢字と日本人」は書店の物理棚を線形探索して見つけたのだが、よいセレンディピティであった。本はイラストと違って腰をすえて読んでみないと内容の評価ができない。それゆえに読書は博打の側面がある。橋爪氏の「正しい本の読み方」でも述べられていたが、読むときめたら素直な視点で最後まで読むのがよいだろう。バイアスのない視点が大事なのはデッサンでもコーディングと同様である*1
 この本は新書であるが、やはり新書だからといって質がわるいこともないようである。本の出版は時代と著者、編集者、市場が複雑に関係しているものなので、ある出版社や本のジャンルを挙げてラベルをはりつけても意味がない。今後も、書棚を線形探索しておもしろブックを見つけていきたい。

*1:もっともよくあるのが、「そんなことは知っている」のバイアスだと思ってます。そしてかなり有害。

コードを書き始める前に

  • 紙とペン、あるいは別のデバイスのメモ帳などで考えを深める
    • 方針が定まる前にPCに向かうと、ひたすら関係ないテキストを眺めて現実逃避をする
    • 実装方針を考えるのに必要な情報収集はやってもよい、むしろ早い段階にやれ
    • 調子のよいときには、紙の上でコードまで書ける
      • PCでは清書とデバッグをやる、これは頭をつかう必要がない
    • 電子的なメモでもなんでもよいとは思うが、私はよりプリミティブな紙と万年筆でやっている
      • 目の前に紙しかない状況が、気の散りやすい自分にとっては重要
      • 理想的には、背後か横に書き物専用の机がほしい
  • 考えが足りなくて詰まったらPCから離れて、👆へ戻る
    • ややこしいデバッグの整理をするときも有用
  • 紙を前にしても整理できないとき
    • 疲労が溜まっているので昼寝か散歩をする
    • 情報とか制約が足りないので、仕様やドキュメントをよく読む

ということまで理解しているが、実践するときに忘れがちなので困る。